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- 【Begin特別編集「100BASICS」掲載】SANYOCOAT 100nencoat
知っておくべき
ロングライフデザイン
Made in JAPAN 100
精緻を極めたステッチに、どこまでも美しいラペルの返り。
丁寧な仕事が生むその圧倒的なオーラで、2025年秋冬の「ピッティイマージネ ウォモ」を席巻した日本のコートがあります。
それが、サンヨーコートの100年コート。
ピッティとは伊・フィレンツェで毎年2回開催されている、世界最大のファッション見本市のこと。
何度も出展してやっとブランドが認知されるかどうかという厳しい世界ですが、100年コートは初出展でドレスの本場の
バイヤーを魅了。いきなり海外ショップからオーダーを受けたという事実が、真実の魅力を物語ります。



美しいラペルは、100年コートの魅力を端的に表す箇所。
ラペルがキレイに返るよう、表側と裏側の生地は、返る箇所を境に1
㎜以下の単位でわずかにずらして縫製。前合わせもラペルも、生地を重ねたヘリが覗かないよう配慮がなされている。こうした丁寧な仕事が、上質なオーラとなって現れるのだ。
100年コート 極KIWAMI
それもそのはず、生産を手掛けるのは世界随一のコート工場ともいわれる「サンヨーソーイング青森ファクトリー」。
半世紀以上にわたってコートだけを手掛け、技術を研ぎ澄ませてきた名工場で、一着一着が縫製されているのです。写真のトレンチは、最高級素材であるアルティメイトピマを用いた「極KIWAMI」。
20万円超と値は張りますが、100年コートは3年に一度、自動車の車検のように状態を診断し、メンテナンスや修理を相談できるケアサービスが受けられるのもならではの魅力です。
世界に誇る美しいコートを、補修を重ねながら着続ける――。
結局それが最も粋であり、満足のいく服との付き合い方なのでは?
コート一筋50年超!の
専業ファクトリーで縫製


本当の姿になるには
少なくとも3年は掛かる
100年コートに用いられるギャバジン生地は、高密度に織られた堅牢なそれ。着用するほどに馴染み、柔らかな風合いへ変化する。
味を増し、本当の姿を見せるには、相応の月日を要するのだ。



4タイプに共通する、
統一の仕様
-
長年の使用にも
耐える“立つボタン” -
高密度ギャバジンと
はっ水加工 -
手縫いによる
立体的な衿まわり




リラックスフィット&一枚袖の
ラグランスリーブが特徴の「クラシック」
スタンダードモデルより全体的にゆとりのある、文字通りクラシックなテイストのトレンチコート。往年の映画俳優のように、ウエストをぎゅっとベルトで絞り、シルエットに変化をつけるのもおすすめだ。コートを着たままジャケットへアクセスできる貫通ポケットやマガジンポケットといった、本格トレンチならではの仕様も見どころ。素材は右に同じく。



ボディラインをスマートになぞる
基本形の「スタンダード」
原点のスタンダードモデルは、すっきりと身体に沿うやや細身のシルエットが特徴。肩は前がセットイン、後ろがラグランのスプリットラグランで、ドレッシーな表情と可動域の広さを両立している。先染めのギザコットン糸を高密度に織ったギャバジン生地は、ハリコシのあるタッチ。雨具としての原点に倣い、はっ水加工が施される。写真はロング丈の一着。




生地も、仕様も、シルエットも。
トレンチの頂点を目指した「極KIWAMI」
アメリカの契約農場で育てた最高級のオーガニックコットン「アルティメイトピマ」を使用。あえて太い糸に紡績し織ることで、至福のしなやかさと高い耐久性を両立した、プレミアムな生地で仕立てられる最高峰 モデルだ。着脱式ライニングの背にはダウンを実装。クラシックモデルをベースにたっぷりゆとりをもたせたシルエットは、優美なAラインを描く。
極KIWAMI



本格トレンチの新時代を拓く
かつてなく軽い着心地の「粋SUI」
ポリエステルの中空糸を緯糸に、超長綿を経糸に用い、従来のコットンギャバジンに比べて約30%の軽量化を果たした特別な生地を使用。オーセンティックなルックスと軽やかな着心地を両立したモデル。着脱式ライ ニングの背すべり部分には、体温=遠赤外線の輻射によって自然な温かさを保つハイテク中綿「光電子」を封入し、プラスαの快適を追求している。
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